海と緑に囲まれた、自然豊かな余市町
北海道の西部、積丹半島の東の付け根に位置する余市町は、
町の北側は日本海に面し、他の三方は山に囲まれた自然豊かな町です。
古くからリンゴやサクランボなど果樹栽培が盛んに行われ、
眼前に広がる日本海は豊富な海産物に恵まれた北海道屈指の漁場。
また、ニッカウヰスキーの創業地として、
現在も蒸留所には多くの観光客が訪れます。
余市の気候
年間平均気温7.8 ℃
最高月平均気温22.3 ℃
最低月平均気温-4.9 ℃
降水日数192 日
年間降水量1,731 mm
最大積雪深173 cm
積雪日数144 日
ニシン漁とともに発展したまち。
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江戸時代末期から明治・大正時代にかけて、北海道沿岸には「群来(くき)」と呼ばれるニシンの大群が押し寄せ、
余市は日本海ニシン漁の主要漁場として発展。北海道を代表する民謡「ソーラン節」の発祥の地という説もあります。
現在では、カレイ、エビ、タラ、サケ、ウニなどの沿岸漁業が盛んで、ヒラメやタコの水揚げも増加。
新鮮な素材からつくられる水産加工品も豊富です。
北海道屈指の「北のフルーツ王国」
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余市は、北海道でも有数の果樹生産地。明治時代に日本で初めてりんごの栽培に成功し、
現在ではりんご、ぶどう、さくらんぼ、なし、プルーンなど数多くの品目が栽培され、「北のフルーツ王国」として知られています。
また、比較的温暖で昼夜の寒暖差が大きい気候は、野菜の栽培にも適し、
トマト、きゅうり、さやいんげん、ピーマン、かぼちゃなど、数多くの品種が生産されています。
日本有数のワイン用ぶどうの産地に。
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余市で初めてぶどう作りに成功したのは1920年。本格的なワイン用ぶどう作りは1980年代から始まりました。
2011年に内閣総理大臣による「ワイン特区」の認定を受け、ワイン製造免許取得の規制が緩和され、
小規模事業者によるワイナリーの起業が容易に。それ以来、品質の高いワイン用ぶどうを栽培できることがさらに広く知られるようになり、2020年時点で栽培農家は40軒以上、ワイナリーの数も10軒を超えています。
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